身体、心、魂の調和

西田座学

今から20年くらい前のこと。
私は、サラリーマン時代に「うつ」になりました。

その当時、ずっと

「自分が自分でない」

あるいは、

「自分がよくわからない」

という感覚がありました。

地に足が着いていない。
常に不安があり、落ち着かない。
何をしても心が休まらない。

そんな毎日が、10年くらい続いていました。
本当に苦しかったし、辛かったです。

なぜ、そんなことになったのでしょうか。
それは、一言で言えば、

「自分の感覚を閉ざして生き続けてきた」

その結果ではないかと思っています。

一般常識や社会通念に、自分を合わせる。
私は、小さい頃からそんな生き方をしてきたように思います。
というか、それが当たり前だと思っていました。

学校の勉強を頑張る。
できるだけ、よい大学へ行く。
大きな企業に就職する。

仕事は、つらくて当たり前。
苦しいこと、嫌なことを我慢するから、給料がもらえる。
好き嫌いを言うのは、自分勝手。

好きなことを仕事にするなど、夢のまた夢。
何の能力もない自分は、サラリーマンが向いている。
小さな楽しみに幸せを感じるのが、相応しい。

いつの間にか、そんな強い思い込みに縛られていました。
縛られていることにすら、気付けませんでした。

その結果、身体、心、魂が、バラバラになってしまった。
だから、冒頭にあげたような「自分が自分でない」「自分がよくわからない」、そんな感覚を味わうようになったのでしょう。

現代社会は、かつての私のように、苦しい毎日を過ごしている人が本当に多いと思います。

でも、この苦しさは薬で解決できる問題ではありません。
薬によってラクになることはあるでしょうが、それは脳や神経に化学作用を起こして、苦しさから一時的に逃れているに過ぎません。

ポラリティセラピー創始者のドクター ランドルフ・ストーンが、次のような言葉を遺しているそうです。

「健康とは、身体・心・魂が、ひとつの生命体として調和し、リズムを保っている状態のこと。魂が、心と身体を通して自由に表現されている状態である」

私は、この定義が非常に腑に落ちます。
この定義のもと、自分の整体を考え、実践をしています。
重要なのは、身体、心、魂の調和です。

心と魂は目に見えません。
どこにあるのかも、よくわかりません。

しかし、身体は明確に存在します。
他者が触れることも可能です。

だから、身体にアプローチし、身体、心、魂の統合と調和を促す。
それが、私が実践している整体です。
苦しさは、その結果として、自然に消滅していくのです。

執筆者プロフィール

西田 聡
西田 聡心身楽々堂 代表

1960年、大阪生まれ。2008年、47歳の時に、突如、24年間勤務した会社を辞し、整体師に転身することを決意。多額の住宅ローンを抱え、当時高一と中二、二人の息子がいる身で脱サラし、未経験の仕事で起業するなど狂気の沙汰と、周囲の誰もが猛反対する。しかし、耳を貸さず、整体院の独立開業を断行。案の定、失敗、挫折、絶望の連続で、辛酸をなめ尽くすが、ぎりぎりのところで踏み止まる。修得した整体手技療法を基盤に、合氣道修行で得た心身修養の精髄を加味した「心整体法」を着想。病院で治らない慢性疾患や自律神経失調症専門の整体院という独自路線を歩み、自力で整体院経営を軌道にのせる。組織に依存せず、束縛されず、自分の良心や信念をいっさい曲げることなく、己の身一つでサラリーマン時代を大きく超える収入が得られることを証明する。その経験を生かし、脱サラ・起業に特化した整体塾を主宰。まったくの未経験者を「オンリーワンの整体師」に育てあげることについては、日本一の手腕を持つ。これまでに、50名を超える整体師を輩出。現役の整体師を続けながら、大阪府枚方市、千葉県船橋市を拠点にして後進を育成。また、各地で一般の方に向けたセミナーや体験会を開催し、「心整体法」を伝えている。


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