整体スクールを選ぶ重要ポイント(2)「学校やスクールよりも先生を選ぶ」

現在、整体学校やスクールがたくさん存在する。
実は、現在、私たち整体師の中でも、スクールを立ち上げる人が増えている。
そのためのセミナーや講座も出現しているほどだ。

整体師やセラピストを目指す人は、ますますどこを選ぶか迷うことだろう。
なので、選択のポイントを何回かに分けて解説をしている。

前回は、「まず目的と目標を明らかにする」ことを解説した。
今回は、「学校やスクールよりも先生を選ぶ」ということについて述べる。
ぜひ参考にして欲しい。

ただし、あくまでも整体初心者(0から整体を学ぶ者)にとって、ということだ。
その点、ご承知おき願いたい。

なぜ学校よりも先生を選ぶべきなのか

少し失礼な表現だが、整体初心者は、乳幼児と同じである。
いや新生児というべきか。
今は何も知らず、これから成長し、未知の社会(業界)に出て行く存在だ。

新生児や幼児期の成長に欠かすことができない、最も大切ものは何か。
それは、親の愛情ではないだろうか。
同様に、これから整体師やセラピストとして成長していくにあたっては、特定の先生の愛情が必要不可欠だと私は考える。

なぜなら、私がそうやって育ったからだ。
つまり、師は、愛情深く私に接し、ご指導くださった。
この師がいたからこそ、どんな困難も苦労も、乗り越えられたのだと私は思う。
それに、師はすでにこの世にいないが、今も導き続けてくださっている。
そんな関係を築くべきだと、私は思うのだ。

学校には、立派なカリキュラムや教材が存在する。
一見、よさそうだ。
しかし、施術はこの先生、解剖生理はこの先生、マーケティングはこの先生と分化し、効率化された学校には、先生と生徒という無機質な関係しか生まれない。

知識や技術は、身につくかも知れない。
これらも大切なものだが、もっと大切なものがある。
それは「自己容認」と「意欲」である。

このふたつは、成長の基盤である。
初心者のうちは、テクニックやノウハウを学ぶより、基盤をしっかり作ること。
それが、大きく成長するための礎となる

しかし、これらは、授業や教材では身につかない。
愛情を伴った関係性の中で、少しずつ育まれていくものだと私は思う。

新生児期や乳幼児期を、どのような環境で過ごすか。
それが、その後の人生を大きく左右するように、最初に整体をどのような環境で学ぶかは、その後の人生を大きく左右する。

新生児や乳幼児は、親を選ぶことはできない。
幸いなことに、あなたは先生を選ぶことができる。

整体初心者には、愛情をもって指導してくれる先生の存在が欠かせないと私は思う。
どうかそんな先生を探して欲しい。

具体的にどうすればよいか

では、どうやって先生を探せばいいのか。
幸い、現在はインターネットという便利なツールがある。
人伝でもいい。
とにかく自分に合う先生を探してみよう。

時間と手間をかけて「師」を探す

昔から、武術の世界では「師を探すのに三年かけろ」と言われる。
具体的に三年かどうかはわからないが、それくらい時間をかけて、じっくり先生を探せということである。

整体も、同じだと私は考える。
なぜなら武術も整体も、生涯かけて追究し、磨き上げるものだからである。

師とは、単に技術やノウハウを教えてくれる人ではない。
心の拠り所や、生き方の手本となる人である。
険しく、決して楽ではない道を歩む、その道標となる人である。

人生をかけて整体を学ぶなら、「この人に学びたい」という人物を探すことである。
まずは、それが第一歩である。

先生に会いに行く

この人に学びたいという人物が見つかったら、実際に会いに行くことだ。

その先生が、何を大切にして、どのような想いで整体の仕事をしているのか。
将来、何を目指しているのか。
ぜひ、じっくり先生の話を聴いて欲しい。
自分の価値観、想い、志と合うかどうかを、よく確かめることだ。

そして、できれば施術を受けることである。

・きちんと話を聴いてくれるか。
・症状や身体の状態の見立てをしてくれるか。
・何のために何をするかを的確に伝えてくれるか。
・結果を確認してくれるか。
・適切なアドバイスをくれるか。
・全般を通して、思いやりや気遣いを感じることができるか。

いくつか、チェックポイントはある。
しかし、あくまでも感じることを大切にして欲しい。
この技術を学びたい、この人についていきたいと、心から思えるか、どうか。
それを十分に確認して欲しい。

ゴッドハンドやカリスマは避ける

ゴッドハンドやカリスマが教えてくれる。
それを売りにしている整体学校やスクールも存在する。

もちろん、すごい先生に違いない。
だから、すごいことが学べそうだ。

しかし、そのような先生が、手取り足取り指導してくれるわけではない。
おそらくは、直接教えてくれるのは、その教え子だ。

一定以上の経験を積んだ者なら、それでもいいかも知れない。
もしあなたが未経験者なら、避けた方が無難だ。
誠心誠意仕事をしている、無名の先生から手取り足取り教わった方がいいと思う。

その理由は、先に述べた通りだ。
また、整体は「感じること」が何よりも大切だからだ。
手技を感じること、先生の息遣いを感じること、先生の生きざまを感じること。
それが、初心者の成長には欠かせないと思う。

それに、ゴッドハンドやカリスマの先生は、すでに初心者の気持ちがわからない。
おそらくは、脱サラし、転職した経験もないだろうから、その苦労や難しさも理解できないであろう。
学ぶなら、自分と同じような経験を持つ先生に学ぶのがベストだと私は思う。

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