そのような方々からお話をうかがうたび、人を人とも思わない現代日本の医療のあり方に、大きな疑問を感じざるを得ません。
たとえば、酷い腰痛に悩む方は、整形外科を受診します。
しかし、治療といえば、電気をあてる、腰を牽引する、マッサージするくらいしかできない。
あるいは、消炎鎮痛剤(痛み止め)や湿布薬を処方するだけ。
それでも治らなければ、「痛みとうまく付き合ってください」と言われる。
すぐに手術をしたがる医師も、少なくありません。
手術して良くなる場合もありますが、余計に悪化した例を、私は何人も知っています。
あるいは、酷いめまいと頭痛で、仕事に行けなくなる。
全身の倦怠感で、立ち上がることすら困難。
まずこのような場合、どの診療科を受診してよいかわからない。
なので、内科、脳神経外科、耳鼻科、神経内科、整形外科等を転々とする。
あらゆる検査をするが、異常が見つからない。
医師からは「気のせいです」、「精神的なものです」と言われる。
精神科や心療内科受診を勧められ、大量の薬物を処方され、さらに症状を悪化させる。
そんな人が、本当に多いことを痛感しています。
ごく一部だと信じたいですが、医療機関のレベルの低さ、対応のいい加減さ、無責任さ。
それには、驚きと呆れを通り越して、怒りを感じることさえあります。
すべての症状が、整体で対応できるとは申しません。
しかし、病院では治らない慢性疾患や自律神経失調症、あるいは難治性疾患と呼ばれるもの。
それらが、私共の整体院で治癒軽快しているのは事実です。
健康を取り戻された方々の喜ぶ姿を拝見するのは、本当に嬉しいものです。
ただ、そうは申しても、私が自分の整体院で対応できるのは、限界があります。
せいぜい、月に300人程度です。
いくら頑張ったところで、500人にも満たないでしょう。
治らない慢性疾患や自律神経失調症で苦しむ人は、全国にその何万倍もいます。
厚生労働省が、2014年の医療費が40兆円を突破したと発表しています。
この膨大な数字は、治らない疾患で苦しむ人がいかに多いかを如実に物語ってるのではないでしょうか。
深刻な不調で苦しむ方々に、整体という選択肢があることを知っていただきたい。
健康を取り戻すために何が必要か、伝えたい。
その想いは、経験を重ねるごとに、強くなるばかりでした。
そのような想いから、私は整体塾を主宰し、整体師の指導育成を開始しました。
私と同等以上のことができる整体師を、増やしたいと考えたのです。
2011年以来、脱サラして起業した自分の経験を生かし、自力で人生を切り開く勇気ある者たちを全力で応援し続けて参りました。
その甲斐あって、私のもとで心整体法を修めた門下生たちが、大きく成長して参りました。
私の手が届かない各地で、彼らが活躍してくれています。
そして、病院で治らない疾患で苦しむ多くの方に、生きる希望を与え、喜んでいただいています。
門下生の中には、私と同じく、整体師の指導育成をするという、次のステージへ進む者も出て参りました。
ならば私も、次のステージへ進もうと決意しました。
プロの整体師になるのは、非常に厳しい道です。
考えてみれば、誰もが、プロになる必要はありません。
一般の方が、整体の思想と技術を理解することにより、自分や大切な人の健康を守れるのではないか。
原因不明の疾患で悩む人たちの、力強い支援者になれるのではないか。
そう考えたのです。
そして、その第一歩として、本セミナーを企画した次第です。
どう考えても、日本の年間医療費40兆円は異常です。
このうち、整体で解決できるものが、大きな割合を占めることは事実だと思います。
私たちと一緒に、40兆円を半減させる活動に乗り出しませんか。
多くの方に生きる希望を見い出していただき、社会に漂う閉塞感を打破しませんか。
誰もが、自分らしく、幸せに生きる社会を目指しませんか。
熱い想いと高い志を持つあなたとの出逢いを、心から願っています。