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道具と対話する

キャンプには、いろんな楽しみがある。
その一つが「道具と対話すること」である。

私たちは生活をする上で、様々な道具を使う。
その多くが、人類の科学技術力の駆使により、機能性、効率性を目覚ましく向上させている。
そのおかげで、私たちの生活はどんどん便利に、快適になってきた。

しかし、キャンプ道具の中には、何十年も、大きなモデルチェンジをしていないものが、いくつもある。
それらは、使うための準備、コツ、手入れなど、ちょっと面倒なことを私たちに要求する。

その“面倒なこと”を、私は「道具との対話」と表現している。
丁寧に道具と対話することにより、彼らは常に最高のパフォーマンスを発揮し、力強いパートナーとなり、私たちを助けてくれる。
そのプロセスを、私はとても楽しんでいるのだ。

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愛すべき道具の一つ、コールマン パワーハウスツーバーナー、モデル413H。
私自身、20年近く愛用しているし、私が使う遥か以前からモデルチェンジをしていない。

今回のキャンプでは、私の理解不足と手入れ不足により、彼の機嫌を損ねてしまった。
しかし、原因を調べ、手間と時間をかけて改善することにより、彼は元の素晴らしい機能を取り戻してくれた。

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何十年も前から姿を変えてない無骨な金属製ボディと、旧式のエネルギー発生法を備えるこの製品は、いまだに新品が購入できる。
メンテナンス用の各種部品も、製造販売され続けている。
そのことに、企業の良心と未来に向かう希望を見出すのは、私だけだろうか。

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