西田です。
メルマガ読者の方から、ご質問をいただきました。
とてもよいご質問なので、ご紹介するとともに、私の考えを述べます。
西田先生の整体は、目で見えている部分よりも、目では見ることのできない、心や魂の部分に多く働きかける整体のように感じました。
その場合、ただ施術するだけではなく、相手が自分から話し、自分自身で気づいていくような環境がとても大切になってくるように感じたのですが、相手が話したくなるなるような環境を作るコツなどがありましたら、教えていただきたいです。
たいへんよいご質問をいただき、ありがとうございます。
いただいてから、どうお返事をしようか、ずっと考えておりました。
実際にできているかどうかわかりませんが、私は相手の心や魂に働きかけるよう心がけております。
なぜなら、身体、心、魂の調和こそ真の健康と考えているからです。
心の気付きや変容、魂へのコンタクトが、病の根治やよりよい人生を歩み出すために、必要不可欠と考えているからです。
ただ、直接働きかけるのは、あくまでも身体です。
現時点の私レベルでは、物理的な働きかけがやっとであり、そのレベルで経験をたくさん積むことが、現在の私の課題だと考えております。
以下、その上でのご説明となります。
おっしゃる通り、相手が自分から話し、自分自身で気づいていくような環境は、とても大切です。
前述の通り、心の気付きや変容なしに、本当の変化は起こらないからです。
そして、心の気付きや変容は、その人が真剣に考え、自分の心を探り、言葉を発する中で起こるものだと私は思います。
そのために、どのような環境を作ればよいのか。
まずは、西田さんご自身が、どのような環境だと話しやすいか、考えてみて欲しいのです。
その中に、きっと答えはあると思います。
環境は、部屋の雰囲気や広さ、周囲の静けさなど、さまざまな要因があると思います。
しかし、最も重要なのは、相手との関係によって作られる「目に見えない」環境だと私は考えております。
目に見えない環境作りに最も重要なのは、「信頼関係」だと私は考えています。
逆に、それなしには、本当のことは話せない。
信頼関係を作るためには、何が必要でしょうか。
まず、自分が相手を信頼することです。
それも、心から信頼することです。
では、何を信頼するか。
私の場合、一言で申せば、相手の「生命力」とでも申しましょうか。
誰もが、必要必然のもと、この世に生を受けます。
必ず、存在理由があり、それに従ってよりよく生きたいという欲求があります。
その欲求が、自然治癒力をも包括した生命力です。
相手の生命力を心から信頼し、尊重すること。
その上で、相手の話を傾聴すること。
その結果、相手はこちらを信頼してくれないかもしれない。
思うような信頼関係が作れないこともある。
それでも、あきらめずに続けることが重要ではないかと考えております。
それをコツと言えるかどうかわかりませんが、私が実践しているのはそういうことです。
ただ、私もまだまだ道半ばです。
だから、施術中だけに限らず、日常において実践するよう心がけております。
以上、少しでも参考になれば幸いです。
本日は、ここまでとします。
最後までお読みいただき、たいへんありがとうございました。