西田です。
先日、あるセラピーのセミナーに参加しました。
プロの治療家やセラピストもいれば、サラリーマンや主婦など一般の方も参加されていました。
懇親会の席上で、男性サラリーマンの参加者が次のような発言をされていました。
「僕は興味の対象が広く、いろんなセミナーに参加しているが、仕事に関するものには一切参加しない」
興味のあることと、仕事は別。
そういう意味でしょうか。
私とは、まったく逆です。
考えてみれば、私は仕事に関するセミナーにしか参加しません。
最も興味のあることを、仕事に選んでいるからです。
私のように、
「好きなことを仕事にしたい」
という考え方もあります。
逆に、このサラリーマンの方のように、
「好きなことと仕事は別にしたい」
という考え方もあります。
つまり、仕事は生活の糧(多くの場合、お金)を得るための手段。
そう割り切った方がラク、という考え方なのでしょう。
どちらがいい、悪いではありません。
考え方、価値観の違いです。
日本の社会を眺めていると、後者の方、つまり「好きなことと仕事は別にしたい」と考える方が多いような気がします。
大きなお世話だと言われるでしょうが、もったいないなと感じます。
なぜなら、多くの場合、起きている時間の半分以上は仕事をしているからです。
だったら、好きなことを仕事に選んだ方が、毎日が楽しい。
私は、若い頃からずっとそう考えてきました。
しかし、ただ「好き」なだけでは仕事にならないと思います。
私は、大学卒業後、24年間サラリーマンとして会社に勤務していました。
一貫して「企画」という職種だったのですが、企画するという行為そのものは好きでした。
だから、企画に関する書籍をたくさん読み、セミナー等に参加し、勉強しました。
では、「何のために」企画をするのか。
つまり、企画の目的は何か。
会社に勤務している以上、「売上をアップするため」や「受注コンペに勝つため」、あるいは「クライアント企業の業務向上のため」などになります。
私は、それらの目的に、人生をかける意義をどうしても見出せなかった。
だから、会社を辞めました。
好きなことを仕事にするためには、ただ好きなだけでは無理。
「何のために」という目的を持ち、そこに人生をかけるほどの意義を見出さない限り、仕事として成立しないのだと思います。
本稿の最後に、私が「何のために」整体の仕事をしているのか。
3つありますので、ご紹介しておきます。
地球や自然に対する、傲慢と冒涜を反省するために。
人間だけでなく、すべての生命を尊重する社会を取り戻すために。
誰もが安心して、自分らしくあれる社会を実現するために。
≪お知らせ≫
人と深く関わること、生きる喜びを分かち合うこと。
それが大好きならば、ぜひ「脱サラ・整体起業セミナー」にご参加ください。
来月、8月5日(土)大阪、8月26日(土)千葉で開催します。
http://shin2raku2do.biz/lp/?page_id=339