西田です。
引き続き、前回ご紹介した以下のコメントに対する記事を書きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最近、町で「整体」の文字をよく見かけます。人の健康にかかわる 仕事に興味があります。ネットで調べたところ、整体は無資格でも できるとありました。また、様々な方法(流派?)や講座、学校もあり、よくわからない状態です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
前回もお伝えしましたが、整体師という公的な「資格」は存在しません。
整体師を「無資格者」と揶揄や批判する人は、一定以上存在します。
特に有資格者の中に、そのような人が多いです。
自分たちの職域を侵されている、そういう被害者意識もあるのだと思います。
整体師と同じく、公的な資格を有せず他者の身体に触れることを生業とする他の職業は、カイロプラクター、リフレクソロジスト、エステティシャン等があります。
少し拡大解釈をすれば、ヨガインストラクター、スポーツインストラクター、武道の師範なども、公的な資格を有せず、仕事の上で他者の身体に触れます。
公的資格の要不要に関し、一体どこで線引きをすればよいのでしょうか?
以下、私の解釈を述べます。
公的資格の要不要は、医療行為か、そうでないか。
そこで線引きをすればよいと思います。
つまり、医療行為は公的資格が必要で、そうでないものは不要。
そのように整理をすればよいのです。
そういう意味で「治療」は医療行為です。
なので、私たち整体師は治療をしてはならないと考えています。
では、何をするのか。
一言で申せば、私がやっているのは「教育」です。
身体を自動車に例えましょう(実際に、身体は魂の乗り物です)。
自動車を修理すること=医療行為、つまり治療です。
これは、医師などの医療従事者(国家資格保有者)に任せるべきです。
怪我の治療や救急救命などが、これにあたります。
それに対し私たち整体師は、自動車の運転の仕方(扱い方)を教育する役割を担います。
慢性的な疾患を抱える人の大半は、身体の扱い方が悪いのです。
つまり、運転の仕方を教えることが必要なのです。
身体は自動車とは異なり、自ら修復する機能を備えています。
そのことも含めて、身体の扱い方を教育するのが整体師の仕事であると、私は考えています。
以上は、あくまでも私見です。
私はこのように考えて、自信と誇りをもって整体の仕事をしているということであり、これが絶対に正しいと主張するつもりはありません。
また、整体師は治療家ではありませんが、治療家と呼ばれて恥ずかしくない知識と技術力を経験は備えるべきと考えています。
コメントの後半「様々な方法(流派?)や講座、学校もあり、よくわからない状態」については、また別の記事で言及したいと思います。
≪お知らせ≫
今回あげたような問題は、事実を把握し、確固たる認識を持ち、自分の職業に自信と誇りを持つことが、とても大切です。
来月、8月5日(土)大阪、8月26日(土)千葉で開催する「脱サラ整体起業セミナー」では、このようなこともお伝えいたします。
脱サラや独立開業をお考えの方には、必須の内容です。
http://shin2raku2do.biz/lp/?page_id=339