まずは、相手がつらい、重い、苦しい、痛いと訴えている箇所、もしくはその周辺に触れてみましょう。
ただし、触れて痛い場合は、断じて触れてはなりません。

相手の体勢は問いませんが、横になれるなら、仰臥位(仰向け)、側臥位(横向け)、伏臥位(うつ伏せ)がよいでしょう。
もし横になれないなら、座位、立位でもかまいません。

触れる際には、手首、腕、肩、さらには全身の力を抜き、基本的には五指の腹(指紋のあるやわらかい箇所)を使います。
掌はやや浮かすか、軽く触れる程度にします。

触れる圧は、ごく微弱に、均一にします。
皮膚に接触するか、しないか、重量で言えば20グラム以下。
微弱な圧ほど、人体は感知しようとします。

触れる際は、相手の呼吸を観察します。
相手が息を吐いている時(呼氣といいます)に、接触します。
相手が息を吸っている時(吸氣といいます)に、離脱します。
いずれも、静かに、やさしく行います。

触れたまま、数十秒間、待つのもよし。
3~5呼吸待って、少しずつ場所を移動させるのもよし。
いろいろ試し、コツをつかみましょう。

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