触れる時は、「今」に集中しましょう。
そのために、感じることに意識を向けましょう。

かたさ、やわらかさ、あたたかさ、つめたさ。
心臓の拍動、体液の流れ。
内外の呼吸にともなう、かすかな動き。

これらが織りなす、微細で多彩ないのちの営み。
それを感じ、そっと寄り添いましょう。

相手のいのちは、何を訴えていますか。
それに、耳を傾けましょう。

相手のいのちは、どう変わりたがっていますか。
それを、観察しましょう。

さらに、掌から意識を広げ、いのちという宇宙を感じましょう。
掌から伝わるものを大切にすれば、意識の高まりを感じるはずです。

触れるということは、触れられているということです。
二者間には、必ず相互のやり取りがあります。
それは、氣の交流であり、魂の触れ合いだと知りましょう。

掌の実習が、相互の成長につながることを、心より願っています。

「心整体法」入門書無料進呈

本整体塾でお伝えしている「心整体法」。他にはない、旧くて新しい整体の思想と実践を解説した整体読本「掌ひとつの革命」を無料で差し上げています。メールアドレスだけを登録していただければ、すぐPDFデータが無料でダウンロードできます。