先週、東京で遅くなり、千葉へ戻る最終電車に乗った。
その混雑度合いに、驚愕した。
私が知っている「満員電車」とは、わけが違う。
翌日、講座でその話をしたら、東京在住の門下生が次のように言った。
「たぶん、まだマシな方です。平日朝のラッシュは、その1.5~2倍くらいの混雑です」
東京の勤め人たちは、毎日、あの過酷さを味わっているのか。
もちろん全員ではないだろうが、都内に勤務する人なら、そう変わらないであろう。
実は、かつての私も、似たような状況だった。
あのような状況で、自分を守るためには何をするか。
私は、感覚や感情を閉ざしていた。
つまり、何も感じないし、何も考えないようにするのだ。
そうしないと、心がもたないのだ。
おそらくは、大半の人がそうだろうと思う。
そのうち、この状況を異常と思わなくなる。
当たり前になるのだ。
どうしても耐えられない時は、薬でしのぐ。
そうやって、何年も、何十年も過ごすとどうなるのか。
常人なら、普通ではいられないと思う。
そうやって、日本人の多くが”病気”になっていく。
日本の医療費は高騰する一方。
そう、ほとんどの病気は、「生き方」の問題なのだ。
生き方を変えねば、いかなる治療も、所詮は対症療法に過ぎない。
私たちは、それを理解する必要がある。
私は、満員電車で通勤する生き方は、止めた。
我慢して仕事をする生き方も、止めた。
他に縛られ、コントロールされる生き方も、止めた。
会社を辞めるなんて、自分には無理と思っていたが、できた。
ラクではないが、 何とか生きている。
おかげで、病院も薬も無縁である。
何よりも、毎日、最高に幸せに生きている。
収入がなくなると困るから、仕方がない。
家族を養うためには、仕方がない。
そう口にしていては、いつまでもたっても仕方がないままだ。
自分が変えられない者は、何も変えられない。
生き方を変える決断と行動。
それは、自分にしかできないのだ。
※写真は、先日最終電車を待つホームで撮影したもの。この時はまだ空いており、この後、2倍くらいの人に膨れ上がった。