各種問い合わせに対する万能の「魔法の言葉」
整体院には、日々問い合わせがあります。
中には、即座に答えにくいものもあります。
真面目に答えるとダラダラ長い説明になり、相手にうんざりされることもあります。
あるいは、答えると即座に話が終わってしまう質問もあります。
たとえば、次のような問い合わせです。
- どんな治療ですか?
- 具体的に何をするんですか?
- 他の整体とどう違うのですか?
- 何分やってくれるのですか?
- 身体の歪みを治してくれるのですか?
- 骨盤矯正やってますか?
- あん摩してくれますか?
- 鍼(はり)ですか?
「あん摩してくれますか?」⇒「いや、しません」⇒「あ、そうですか」・・・でおしまい(笑)
もしくは「じゃあ、どんな治療ですか?」⇒「えーっと、当院の整体は、筋肉をゆるめて、全身のバランスを云々」・・・相手うんざり。
こんなことが、決して少なくありません。
そんな下手な対応、今から止めましょう。
これを知れば、あなたはどんな問い合わせにも即答ができるようになります。
そして、高確率でその場で予約がとれます。
そんな万能の「魔法の言葉」をお伝えいたします。
それは、
「どうされましたか?」
あるいは、
「何か、お困りですか?」
両方、一度に使えば、よりよいでしょう。
つまり「あん摩してくれますか?」⇒「いや、あん摩ではないですが、どうされましたか?いま、何かお困りですか?」というように使います。
考えてみてください。
相手は、何のために問い合わせをしてきたのでしょうか。
ごく一部の例外を除いては、自分の痛みや症状を何とかしたいからでしょう。
その解決ができるかどうか、それを知りたいわけでしょう。
こちらとしては、問い合わせを予約にこぎつけたい。
であれば、まずは相手の悩みや困っていることを聞き出すことが先です。
大半の人は、自分の悩みや症状を人に聞いてもらいたいものです。
親身になって、よく聞いて差し上げましょう。
その上で、相手の悩み、不安を解消できるような説明をしましょう。
最初の問い合わせに答えるとしても、より的確な説明ができるはずです。
話の内容に納得してもらえれば、その場で予約がとれます。
それに、もし予約がとれなくても、この「魔法の言葉」を使えば情報が得られます。
相手には、話をよく聞いてくれたという好印象も残るはずです。
何ごとも、原則は「相手の立場になって考えること」。
これに尽きます。
今回の「魔法の言葉」も、そのひとつに過ぎません。
ぜひ、今から実践してください。
執筆者プロフィール
- 1960年、大阪生まれ。2008年、47歳の時に、突如、24年間勤務した会社を辞し、整体師に転身することを決意。多額の住宅ローンを抱え、当時高一と中二、二人の息子がいる身で脱サラし、未経験の仕事で起業するなど狂気の沙汰と、周囲の誰もが猛反対する。しかし、耳を貸さず、整体院の独立開業を断行。案の定、失敗、挫折、絶望の連続で、辛酸をなめ尽くすが、ぎりぎりのところで踏み止まる。修得した整体手技療法を基盤に、合氣道修行で得た心身修養の精髄を加味した「心整体法」を着想。病院で治らない慢性疾患や自律神経失調症専門の整体院という独自路線を歩み、自力で整体院経営を軌道にのせる。組織に依存せず、束縛されず、自分の良心や信念をいっさい曲げることなく、己の身一つでサラリーマン時代を大きく超える収入が得られることを証明する。その経験を生かし、脱サラ・起業に特化した整体塾を主宰。まったくの未経験者を「オンリーワンの整体師」に育てあげることについては、日本一の手腕を持つと自負する。これまでに200名以上を指導、50名を超える整体師を輩出する。現役の整体師を続けながら、大阪府枚方市、千葉県船橋市を拠点にして後進を育成。また、各地で一般の方に向けたセミナーや体験会を開催し、癒しの人間学「心整体法」を伝えている。
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