12/17 応用講座(1)@関東 2日目

大きな手と、小さな手。
大きい方は、もちろん私の手です。
では、小さい方は?

講座が始まる前の午前中、あるお客さんが訪ねて来てくれました。
かつて同じ会社で一緒に働いた経験のある女性です。
結婚され、千葉にお住まいだそうで、お嬢さま(0歳)を連れて遊びに来てくれました。
小さな手は、そのお嬢さまの手です。

彼女は、まだ人見知りをしないようで、快く抱っこさせてくれました。
ニコニコとして、本当に可愛い子です。
生きる喜びを全身で表現している様子に、心から癒されました。

その様子を見て、彼女たちが大人になった時のことを改めて考えました。
何としてでも、彼女たちには幸せになってもらいたい。
そのために、いま自分が何をすべきか、何ができるのか、それを改めて考えました。

さて、本日の講義は実技が中心となります。
その前に、1時間ほど、座学の時間を設けました。

施術をする際には、必ず「見立て」をしなさいと講座では伝えています。
見立てとは、痛みや症状の原因を推察することです。
また、どうすれば改善することができるのか考察し、予測を立てることです。

見立てができないと、根拠のある施術ができません。
悪く言えば、「まぐれ当たり」のような施術になってしまいます。
これでは、実力も培われませんし、信頼されません。

見立ての際に、知っておくべきことを解説しています。

今月のテーマは「腰部・股関節部」です。
これら部位の疾患の見立てをするために、重要なポイントを解説しました。

私たちの整体院へは、病院へ通っても治らない人が多くお見えになります。
その方々の主たる訴えを、お伝えいたしました。
同様の訴えは、きっと多いと思いますので、参考になると思います。

現代医療の医師は、痛みや症状の原因を、器質的疾患にのみ求めます。
器質的疾患とは、組織や器官の変形、損傷、変位などのこと。
ところが現実は、器質的疾患が必ずしも痛みや症状の原因ではないことも多々あります。

股関節の変位を確認しています。

見立ての際に重要なのが、検査です。
主たる検査のひとつ、「膝曲げ検査」について、改めて解説をしました。
正確な検査法、検査の目的、注意点。
ただ漫然と検査をするのではなく、これらをしっかりおさえることが重要です。

単純な動きの中にある、理合いを知ることが重要です。

応用講座では、応用操法を解説します。
カタチを覚えつつ、同時に理合いを学ぶことが重要です。
何のために、何をしているのか。
それを自覚した上で施術することで、技が効力を発揮します。
微妙な程度と加減の調節もできるようになります。

執筆者プロフィール

西田 聡
西田 聡心身楽々堂 代表
1960年、大阪生まれ。2008年、47歳の時に、突如、24年間勤務した会社を辞し、整体師に転身することを決意。多額の住宅ローンを抱え、当時高一と中二、二人の息子がいる身で脱サラし、未経験の仕事で起業するなど狂気の沙汰と、周囲の誰もが猛反対する。しかし、耳を貸さず、整体院の独立開業を断行。案の定、失敗、挫折、絶望の連続で、辛酸をなめ尽くすが、ぎりぎりのところで踏み止まる。修得した整体手技療法を基盤に、合氣道修行で得た心身修養の精髄を加味した「心整体法」を着想。病院で治らない慢性疾患や自律神経失調症専門の整体院という独自路線を歩み、自力で整体院経営を軌道にのせる。組織に依存せず、束縛されず、自分の良心や信念をいっさい曲げることなく、己の身一つでサラリーマン時代を大きく超える収入が得られることを証明する。その経験を生かし、脱サラ・起業に特化した整体塾を主宰。まったくの未経験者を「オンリーワンの整体師」に育てあげることについては、日本一の手腕を持つと自負する。これまでに200名以上を指導、50名を超える整体師を輩出する。現役の整体師を続けながら、大阪府枚方市、千葉県船橋市を拠点にして後進を育成。また、各地で一般の方に向けたセミナーや体験会を開催し、癒しの人間学「心整体法」を伝えている。

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