通信講座のお問い合わせをいただきました
先日、お電話にて通信講座の資料がないか、お問い合わせをいただきました。
お電話くださったのは、岩手県の女性でした。
当方施術中だったゆえ、ゆっくり対応できませんでした。
せっかくお電話いただいたのに、たいへん申し訳ありませんでした。
以下、通信講座について、ご説明をいたします。
よかったら、お読みください。
実は、当方、5年前に通信講座を開講したことがあります。
当時、3名の方が受講してくださいました。
しかし、3名のうち2名の方が、途中で離脱してしまいました。
残る1名は、総合講座へ編入しました。
なので、通信講座は途中で頓挫し、幻の講座となってしまいました。
その時に得た結論は「整体を通信で教えるのは、自分には無理」ということです。
私たちの整体法は、特に程度と加減が重要です。
触れ方、圧、雰囲気などは、言葉や動画で伝えるのは限界がありますので、スクーリング（＝通信教育における一定期間の面接指導）を設けました。
しかし、失敗でした。
最初からスクーリングが条件でしたが、「通えない」という方が現れたのです。
その時、思いました。
本気で整体を学ぼうとする人間は、そもそも通信講座を選択しない。
それが、よくわかったのです。
そして、本気でない者を本気にさせる技量や器量は、少なくとも現時点の自分にはない。
そう考えて、通信講座はやらないと決断しました。
お電話をくださった岩手県の女性の方。
趣味や教養の一環として整体を学ぶなら、通信講座もよいでしょう。
しかし、もし本気でプロを目指すなら、通信講座という選択はあり得ない。
この仕事、そんなに甘いものではない。
それだけは、ぜひご理解いただきたいと願います。
ちなみに、過去に私の講座に、岩手県から一年間、通った方がいます。
無事に講座修了し、頑張って整体院の経営を続けています。
本気の人は、距離や時間、あるいは費用などは言い訳にしません。
そして、本気の人でないと、整体を生業にすることは、絶対に不可能だと私は思います。
本気なのか、どうか。
いま一度、自分に問うてみてください。
執筆者プロフィール
- 心身楽々堂 代表
- 1960年、大阪生まれ。2008年、47歳の時に、突如、24年間勤務した会社を辞し、整体師に転身することを決意。多額の住宅ローンを抱え、当時高一と中二、二人の息子がいる身で脱サラし、未経験の仕事で起業するなど狂気の沙汰と、周囲の誰もが猛反対する。しかし、耳を貸さず、整体院の独立開業を断行。案の定、失敗、挫折、絶望の連続で、辛酸をなめ尽くすが、ぎりぎりのところで踏み止まる。修得した整体手技療法を基盤に、合氣道修行で得た心身修養の精髄を加味した「心整体法」を着想。病院で治らない慢性疾患や自律神経失調症専門の整体院という独自路線を歩み、自力で整体院経営を軌道にのせる。組織に依存せず、束縛されず、自分の良心や信念をいっさい曲げることなく、己の身一つでサラリーマン時代を大きく超える収入が得られることを証明する。その経験を生かし、脱サラ・起業に特化した整体塾を主宰。まったくの未経験者を「オンリーワンの整体師」に育てあげることについては、日本一の手腕を持つと自負する。これまでに200名以上を指導、50名を超える整体師を輩出する。現役の整体師を続けながら、大阪府枚方市、千葉県船橋市を拠点にして後進を育成。また、各地で一般の方に向けたセミナーや体験会を開催し、癒しの人間学「心整体法」を伝えている。
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