7/23 応用講座(2)@関東2日目の様子
講座2日目は、実技が中心です。
ただし、実習に入る前に、1時間ほど講義をします。
解剖生理は、市販の書籍や教材で学べます。
なので、講義ではごく基本的なことと、一般的には知られていないことを伝えます。
ひとつ例をあげると、「第一頸椎」の変位です。
第一頸椎は「環椎」と呼ばれる通り、頭部の回旋に寄与する骨です。
頸椎の左右横突起には、椎骨動脈が通っています。
第一頸椎が変位することにより、左右の椎骨動脈血圧差が生じます。
この血圧差が、脳疾患の遠因になると言われています。
応用操法は、まず立位の施術を伝えました。
症状が重い方は、横になれない場合が少なくありません。
そんな時、これらの手技が役立ちます。
立位の施術が役立つのは、整体院の現場だけではありません。
十分な施術スペースが確保できない時や屋外などで横になることができない時、あるいはイベントなどでデモンストレーションを行う際に、とても重宝します。
その他、今回は20種類以上の応用操法をお伝えします。
応用操法は、カタチを伝えるに留まらず、狙いと術理を伝えるようにしています。
それを理解すれば、自分で応用が可能となるからです。
上記2点は、基幹操法でアプローチしにくい箇所をゆるめる手技です。
狙いは、肩甲骨の稼動を向上させることです。
応用講座においても、基幹操法の練習や精度チェックをします。
二人とも、3ヶ月前とは比較にならないくらい上手になっています。
ぜひそのことに気づいて欲しいと思います。
目標は、半年間かけて、対価をいただけるレベルに到達すること。
あと2ヶ月、この調子で頑張ってください。
執筆者プロフィール
- 1960年、大阪生まれ。2008年、47歳の時に、突如、24年間勤務した会社を辞し、整体師に転身することを決意。多額の住宅ローンを抱え、当時高一と中二、二人の息子がいる身で脱サラし、未経験の仕事で起業するなど狂気の沙汰と、周囲の誰もが猛反対する。しかし、耳を貸さず、整体院の独立開業を断行。案の定、失敗、挫折、絶望の連続で、辛酸をなめ尽くすが、ぎりぎりのところで踏み止まる。修得した整体手技療法を基盤に、合氣道修行で得た心身修養の精髄を加味した「心整体法」を着想。病院で治らない慢性疾患や自律神経失調症専門の整体院という独自路線を歩み、自力で整体院経営を軌道にのせる。組織に依存せず、束縛されず、自分の良心や信念をいっさい曲げることなく、己の身一つでサラリーマン時代を大きく超える収入が得られることを証明する。その経験を生かし、脱サラ・起業に特化した整体塾を主宰。まったくの未経験者を「オンリーワンの整体師」に育てあげることについては、日本一の手腕を持つと自負する。これまでに200名以上を指導、50名を超える整体師を輩出する。現役の整体師を続けながら、大阪府枚方市、千葉県船橋市を拠点にして後進を育成。また、各地で一般の方に向けたセミナーや体験会を開催し、癒しの人間学「心整体法」を伝えている。
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