心の成長
【心の成長】
人は、この世を去る直前まで、成長を続けます。
特に心は、無限に成長を続けていくものだと思います。
では、心の成長とは何でしょうか。
ずっと考えていました。
先日、そのひとつの答えが思い浮かびました。
それは、
「大きさと小ささ、両方を知ること」
ということです。
たとえば、自分という人間を考えてみましょう。
私たちのいのちの営みは、精緻かつ神聖。
宇宙そのものといえるでしょう。
宇宙は無限の大きさと小ささから成り立っており、私たちの肉体はそれを内包しています。
また、思考は無限です。
私たちの脳力は、そのほとんどが使われずに一生を終えるそうです。
自分は、それだけ壮大なものであること。
それを知ることが、大きさを知るということです。
また、私たちの存在は、小さなものです。
いくら勉強しても、どれだけ経験を積んでも、たかが知れています。
世には、すごい人、素晴らしい人が山のようにいます。
どれだけ勉強すれば済むということはない。
常に勉強、一生が勉強です。
小ささを知るとは、謙虚であるということと同義です。
この大きさと小ささを、実感として知ること。
それが、心の成長の土台になるのではないかと私は思うのです。
私が感じるに、心が成長しておられる方は、自信と謙虚さが、自然に、無理なく同居しています。
これは、一人の例外もありません。
大きさを知らないと、卑屈になります。
小ささを知らないと、傲慢になります。
両極を知りながら、中庸でいたいと願います。
そう考えると、整体師の修行は、心の成長にもってこいです。
あるいは、心の成長なくして、整体師としての成長もないと言えるでしょう。
つくづく素晴らしい志事だと感じます。
執筆者プロフィール
- 1960年、大阪生まれ。2008年、47歳の時に、突如、24年間勤務した会社を辞し、整体師に転身することを決意。多額の住宅ローンを抱え、当時高一と中二、二人の息子がいる身で脱サラし、未経験の仕事で起業するなど狂気の沙汰と、周囲の誰もが猛反対する。しかし、耳を貸さず、整体院の独立開業を断行。案の定、失敗、挫折、絶望の連続で、辛酸をなめ尽くすが、ぎりぎりのところで踏み止まる。修得した整体手技療法を基盤に、合氣道修行で得た心身修養の精髄を加味した「心整体法」を着想。病院で治らない慢性疾患や自律神経失調症専門の整体院という独自路線を歩み、自力で整体院経営を軌道にのせる。組織に依存せず、束縛されず、自分の良心や信念をいっさい曲げることなく、己の身一つでサラリーマン時代を大きく超える収入が得られることを証明する。その経験を生かし、脱サラ・起業に特化した整体塾を主宰。まったくの未経験者を「オンリーワンの整体師」に育てあげることについては、日本一の手腕を持つと自負する。これまでに200名以上を指導、50名を超える整体師を輩出する。現役の整体師を続けながら、大阪府枚方市、千葉県船橋市を拠点にして後進を育成。また、各地で一般の方に向けたセミナーや体験会を開催し、癒しの人間学「心整体法」を伝えている。
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