7/9 応用講座(2) 2日目の様子
2日目は、実技が中心です。
応用講座では、応用操法を20~30種伝授します。
操法を学ぶ際は、ただカタチを覚えるのではなく、理合いを理解すること。
そう伝えています。
理合いとは、
1)どういう原理のもとで
2)何を狙いに施術をするか
ということです。
そうやって学び、応用力を身につけて欲しいのです。
なぜなら実際の整体の現場では、多種多様な症状の方を相手に施術するからです。
応用力の養成なしに、プロとしてやっていくことは不可能です。
本講座で伝授する操法の大きな特長のひとつとして、「姿勢や体勢を選ばない」「どこででも施術ができる」があります。
その一例として、応用講座(2)では、立位での操法を伝授します。
以下、立位で腰背部、首や肩まわりを緩める操法です。
横になる場所がない時や、腰痛やめまいなどで横になれない方に施術をする時に、この操法を覚えておくと、役に立ちます。
イベント等でデモンストレーションを行う時も、重宝することでしょう。
以下、操法の練習風景です。
操法の伝授にあたっては、私が受講生全員に施術をします。
体感してもらうことが、重要だからです。
その後に、お互いに施術をし合い、練習をします。
施術を受けるのも、訓練のひとつです。
いずれの操法も、一見、簡単です。
教えれば、すぐその場でできるものばかりです。
しかし、奥は深い。
保持する部位、触れる場所、圧、腕の角度、相手との間合い、動かす速さ、範囲、呼吸、さらには施術者の意識や周囲の環境…
さまざまなものが、影響をし合っています。
これは、教えてできるものではない。
だから、繰り返し、できればいろんな人に施術をしてください。
そうやって見えてくるものを、大切にして欲しいのです。
さて、2日目の夜は、必ず懇親会を開催します。
親睦はもちろん、講義中には伝えられないこと、訊ねられないこと。
そんな話をする、大切な場でもあります。
明日もありますので、飲み過ぎないように…
執筆者プロフィール
- 1960年、大阪生まれ。2008年、47歳の時に、突如、24年間勤務した会社を辞し、整体師に転身することを決意。多額の住宅ローンを抱え、当時高一と中二、二人の息子がいる身で脱サラし、未経験の仕事で起業するなど狂気の沙汰と、周囲の誰もが猛反対する。しかし、耳を貸さず、整体院の独立開業を断行。案の定、失敗、挫折、絶望の連続で、辛酸をなめ尽くすが、ぎりぎりのところで踏み止まる。修得した整体手技療法を基盤に、合氣道修行で得た心身修養の精髄を加味した「心整体法」を着想。病院で治らない慢性疾患や自律神経失調症専門の整体院という独自路線を歩み、自力で整体院経営を軌道にのせる。組織に依存せず、束縛されず、自分の良心や信念をいっさい曲げることなく、己の身一つでサラリーマン時代を大きく超える収入が得られることを証明する。その経験を生かし、脱サラ・起業に特化した整体塾を主宰。まったくの未経験者を「オンリーワンの整体師」に育てあげることについては、日本一の手腕を持つと自負する。これまでに200名以上を指導、50名を超える整体師を輩出する。現役の整体師を続けながら、大阪府枚方市、千葉県船橋市を拠点にして後進を育成。また、各地で一般の方に向けたセミナーや体験会を開催し、癒しの人間学「心整体法」を伝えている。
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