施術経験を積む際の注意事項について

メールマガジン読者から、ご質問をいただきました。みなさんにも参考になると思いますので、この場にて回答いたします。

6日目のメルマガで、3つの肝要なことのうち、最初に経験を積むことを挙げられていました。
一旦、学びが終了し、さて誰かに施術していこうというときに、最初は誰しも未熟だと思いますが、それでも人に対して施術することは問題ないものでしょうか?

・相手に悪影響を与えはしないか。
・心整体法の名前に傷をつけないか。

などといったことが気になります。
駆け出しの時期の施術についてはどのようにして経験を積んでいくのが良いものでしょうか?

質問者は、通信講座を受講くださっています。なので、このような疑問がわいてこられたのだと思います。至極当然の疑問です。

まず、心整体法の整体技術である自律神経整体は、とてもやさしい施術です。極めて安全で、安心であることが、最大の特長です。最初受けた方は、必ず「何をされたかわからない」とおっしゃいます。なので、まずご心配になることは起こりません(過去にも起こったことがありません)。どうかご安心ください。

ただし、いついかなる時も絶対に守っていただきたい原則が三つあります。それは、通信講座の中で、お伝えしております。ぜひご視聴ください。さらにその上で、注意点がいくつかあります。

自己責任であると知ること

施術をするのも、施術を受けるのも、すべて自己責任です。施術するにあたっては、それが、大前提であることを理解しておいてください。

身体の反応は予測不能と知ること

身体は、常に周囲の状況や環境に対応し、変化をしています。当然、施術による微弱な刺激にも、身体は反応します。その結果として起こることは、ある程度の予測はできるものの、実際は予測不可能です。

しかし、身体が自ら悪くなろうとすることは、100%ありません。どんな反応だろうが、それは改善や治癒、あるいは延命に向かうものであることを知ってください。

練習目的であることを告げること

施術をさせていただく相手に、必ず練習目的であることを告げてください。なので、最初に施術相手をしていただくのは、ご家族や親しいご友人など、気心の知れた人に限定しましょう。ぜひ、今から声をかけておいてください。

最後に

私がみなさんにお伝えできるのは「型」に過ぎません。それが「形」になり、「技」に育てていくためは、経験を重ねる以外に、方法はありません。

経験を積む時は、楽しむことが何より重要です。そのコツなどは、通信講座の中で取り上げて行きたいと思います。どうか楽しみにお待ちください。

執筆者プロフィール

西田 聡
西田 聡心身楽々堂 代表
1960年、大阪生まれ。2008年、47歳の時に、突如、24年間勤務した会社を辞し、整体師に転身することを決意。多額の住宅ローンを抱え、当時高一と中二、二人の息子がいる身で脱サラし、未経験の仕事で起業するなど狂気の沙汰と、周囲の誰もが猛反対する。しかし、耳を貸さず、整体院の独立開業を断行。案の定、失敗、挫折、絶望の連続で、辛酸をなめ尽くすが、ぎりぎりのところで踏み止まる。修得した整体手技療法を基盤に、合氣道修行で得た心身修養の精髄を加味した「心整体法」を着想。病院で治らない慢性疾患や自律神経失調症専門の整体院という独自路線を歩み、自力で整体院経営を軌道にのせる。組織に依存せず、束縛されず、自分の良心や信念をいっさい曲げることなく、己の身一つでサラリーマン時代を大きく超える収入が得られることを証明する。その経験を生かし、脱サラ・起業に特化した整体塾を主宰。まったくの未経験者を「オンリーワンの整体師」に育てあげることについては、日本一の手腕を持つと自負する。これまでに200名以上を指導、50名を超える整体師を輩出する。現役の整体師を続けながら、大阪府枚方市、千葉県船橋市を拠点にして後進を育成。また、各地で一般の方に向けたセミナーや体験会を開催し、癒しの人間学「心整体法」を伝えている。

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