2019年4月入門/2020年3月「総合コース」修了

「これからの人生をどう生きることが幸せなのか、自問自答しながら学びました」

今の自分がなにを手に入れたいか、どうしても欲しいものなら、どういう行動をすればよいか・・・これがこの講座を受けるにあたっての全てと言っても過言ではないと思っています。――― 岩野 孝弘

「心整体 いきいき堂」のご紹介
● 心整体法で、お客様の心身のバランスを整え、最高の癒しを提供します。
● ストレス関連の不定愁訴のおける高い専門性があります。
● ひとりでも多くの人に体の自然治癒力を高めてほしいという強い想いを持っています。

【住所】
〒737-0914 広島県 呉市押込西平町18-14
【連絡先】
0823-43-1225
【ホームページURL】
http://www.iki2do.com/

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一問一答

なぜ整体の仕事をしようと思ったのか、講座を受講してみてどうだったか等を、広島県呉市で「心整体 いきいき堂」を運営している岩野 孝弘先生に述べていただきました。
※2020年3月20日執筆

これまでの人生について

これまで、どのような人生を歩んでいましたか?生きる上で感じていたこと、思っていたこと、考えていたこと。あるいは、悩んだり、苦しんだり、疑問を持ったり、問題を感じていたこと。好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なことなど、自由に述べてください。仕事をしていた方は、もし差し支えなければ、これまでどのような仕事をしていたのかも述べてください。

私は大企業に34年間勤務しました。若いときから安定を選んできました。
なぜそうだったか・・・今思えば母親に小学生の頃から「公務員になれ。」「それが一番幸せになれるから。」と言われていました。
母親は実家が写真館経営で戦後の創業時に経営難だったり、借金の取立てを受けていたり、相当嫌な思いをしていたようです。結果的には繁盛したのですが、母親はいつ転落するかわからない、絶対に自営はするもんじゃないと私に説明していました。
 
私は特に公務員を目指したつもりはないのですが、気付けば半官半民の企業に就職していました。
会社は設備産業で、基本的に機械が稼いでくれる会社です。ですから、言われたことをキチっと、規則どおりにやればいい、そんな風土の会社でした。
私は言われたことだけやって、型にはまってやる仕事がとても嫌でした。
ですから当時、誰もやりたがらない、営業を志望し、それ一筋でやってきました。
それなりの成果も出し続けてきました。何か本質的には面白くないんだけど、自分で面白くしなきゃと考えて、仕事をしていたような気がします。ところが年数を重ねるごとに、そのやり方ではやりがいを失ってきていました。
 
やがて中間管理職になりましたが、管理職は仕事のベクトルが上司に向いてきます。トップ(上司)の考えに合うかどうかばかり気にして仕事をするようになります。
企業はそんなところとわかっていながらも、だんだん居心地が悪くなってきました。
その頃、体の不調も出てきていたような気がします。朝起きたときに鉛を背負った感じがよく出るようになったり、通勤バスでは決まったところで急に吐き気がしてきたり、会社では妙に前頭部が痛かったり、生汗が急に出てきたりしていました。休んで病院に行くほどではなかったですが、時間の問題だったのかもしれません。
年金受給開始が65才であれば、あと11年あります。これから就業条件も年齢が上がるにつれ、気楽にできる面もあったかもしれません。
しかし、これからの会社勤めを想像すると、ゾッとした感覚に襲われるようになってきました。
しだいに残りの半生について考え始めるようになりました。

整体、整体師について

整体や整体師は、あまり一般的ではない存在であり、仕事です。あなたはどういうきっかけで、整体や整体師という仕事に興味を持ったのですか?これまで、どのように整体に関わってきましたか?整体師とはどのような仕事だと認識していましたか?また、起業や開業をするならいろんな仕事がありますが、その中でなぜ整体を仕事に選ぼうと思ったのかを教えてください。

体のケアに興味を持ち始めたのが中高生の時でした。
スポーツ(サッカー)を通じて、すねの痛みや腰の不調を感じるようになってからです。私が中高生だった36年前は水分を取ることはNG。そしてストレッチが導入され始めた頃でした。
痛みが出れば、整形外科に行って赤外線をあてるか、湿布薬で対処することだったように記憶しています。
それから社会人になりスポーツは辞めて、仕事一筋になった頃、ギックリ腰になってしまいました。
何回も発症するようになりました。それをきっかけにカイロプラクティクに通い始めたのが、整体と呼ばれる分野との出会いです。
整体はボキボキっと骨を鳴らし、我慢しながら、歪みを治すというのがイメージでした。しかし、ボキボキがスッキリしていたので、コリや痛み、ギックリ腰が出れば行くようなりました。
それからは他の手法にも興味が出て、指圧マッサージ、あんま・はり・灸・ストレッチ・オイルマッサージ・リンパソレナージュ・足つぼ・リラクゼーション・・・ありとあらゆるものに行くようになりました。
 
この頃、セラピストとして仕事にしてみたいと少し思うようになったと思います。施術してくれる方に、どうしたらセラピストになれるか質問をしていたと思います。
そして、健康改善に寄与し、喜んでもらえる仕事に携わってみたい願望が芽生えた気がします。
広島で整体専門学校を探してみたものの社会人入学はなく、大阪に単身赴任したときに専門学校のパンフレットを収集しました。今から6年前くらいのことです。
しかし、まだ真剣に考えていなかったと思います。学ぶための多額な費用と時間的制約は現実的ではないと思っていたからです。

心身楽々堂・整体塾について

どのようなきっかけや経緯で、心身楽々堂・整体塾の存在を知りましたか?また、数多くの整体学校やスクールなどがある中で、なぜ本整体塾を選んだのですか?学びを開始するまでに、本整体塾に対して、どのようなイメージや期待を持っていましたか?また、実際に受講してみて、どのような場所だと感じていますか?

私が通う理髪店のご主人と整体師になってみたい気持ちがあることを髪を切りながら、話しをしました。
そしてある日、ご主人が西田先生のFacebookを紹介してくれました。「ただ施術するだけじゃなくて生き方について主張している面白い先生がいるよ。」ご主人は西田先生に会っていませんでしたが、Facebookの投稿を読んでいたようです。 
それから、私は西田先生の投稿を読んだものの、サラっと読んだだけでした。その間、約半年間だったと思います。
 
そして私に転機が訪れます。会社で大変お世話になった先輩が急死したのです。
豪傑な人で、上司だろうが権力者だろうが、不条理なことがあると真正面から闘う方でした。時には力で、時には頭脳と知恵で相手ににじり寄り、弱い者の味方をする方でした。
漫画でいうとまさに「サラリーマン金太郎」で、彼を慕う方がたくさんいました。
私はショックでした。呆然としました。
そんな中、告別式でお経を聞きながら、人生のことを色々考え始めました。
自分の人生って面白い?常に安定を考え、そのくせ現状に不満ばかり言うだけで何もチャレンジしていない?・・・会社では営業して成績もそれなりに出したけど、それは会社の看板あってのこと。自分じゃ何も出来ないんじゃないの?・・・それもチャレンジせずに終わるの?・・・なんて。 常に頭をよぎるようになりました。
 
それからというもの、西田先生のFacebook投稿が私にガンガン響き始め、HPやブログを隅々まで読むようになりました。
もう居ても立っても居られないほど、西田先生の言葉は私に染み込みました。すぐに千葉で開催された車座の会、そして関西での講座見学会と続けて現地に足を運び、西田先生に会いに行きました。
広島からの旅費は安く無いですが、何とか工面して行きました。
西田先生にお会いして感じたのは、投稿内容と実際お会いした時の言葉や所作にズレがなかったこと、それはまさに正直な方だという印象を一番に感じました。

そして、大企業を47才で退職し、当たるか当たらぬかわからない世界へ飛び込み、はや10年が経過していたこと。
それは私とほぼ同じ境遇から成功されているという事実。
整体院を経営するためのノウハウ(経営・技術)だけでなく、生き方や世の中にどのように貢献できるかを考える起業家として取り組まれていることも非常に魅力に感じました。

私はすでに50歳を過ぎていたため、悠長な時間はありません。
西田先生に学ぶこと、真似ることが、自分のやりたい事に到達するための一番の近道と感じた私は入塾する道を模索し始めました。入塾には多額の費用もかかります。
しかし、人生一度きり。
見学に行った後から悩みに悩みましたが、約2ヶ月考えて、入塾を決断しました。
これから人生をどう生きていくことが幸せなのかを自問自答できる場所として月に一度、学び、そして毎日問うことが出来たと思っています。

一年間学んでみて

一年間、整体塾で学んだ総括をしてください。総括するにあたっては、講義の内容や課題、その中で学んだことや気づいたこと、特に印象に残ったこと、自分の心や生き方の変化、周囲の人たち(講師、仲間、家族、友人・知人、お客様など)との関係や想いなど、様々な面から眺めてみてください。他の整体学校やスクールへ通った経験がある場合は、それらと比較してどうだったかも述べていただけるとありがたいです。

ちょうど一年前の入塾直前、「どうせ入るなら起業してやる!」と講座に行くまでワクワクしていました。
しかし、勢いはあったものの、サラリーマンで、家庭もあることから、いつか起業できればいいな・・・とか、2・3年先なら・・・とか、いや定年後かなぁとぼやけていました。
ぼやけていた中で入塾する前に「これだけはやろう。」と決めていたことがあります。
講座で学んだことは必ず即実行してみようと。それをやってみて起業時期を判断すればいいと思っていました。

4月からの講座に入って一番感じたのは技術・経営ももちろんなのですが、生き方を学べるということでした。
西田先生の経験や先生が影響を受けた人物や書物などのお話もたくさんされます。
人としてどうあるべきか、これからどう生きるべきか・・・先生からの強制ではなく、気づきを与えていただき、それに対し自問自答しながら、考えに考え抜いたと思います。
同期生たちとも講座以外の場で何度も話し合いをしました。個々なのでそれぞれ考え方が違います。
けどお互いの考えを尊重しながら、寝食共にしながら話し合えたことがその後に大きく影響したと思っています。

施術の技術練習は100人1,000回を1年間の目標とします。行動しなければ、目標を達成するのは無理です。
目標達成への行動が起業への道に大きく繋がることを感じましたし、行動内容をシェアすることで仲間と切磋琢磨できたと思っています。

講座の中で特に印象に残ったのは西田先生からの質問でした。「3億円宝くじに当たり、当選券を持っています。あと、30分で換金締め切りとなります。換金しようと銀行に向かいますが、途中骨折して歩けなくなりました。あなたならどうしますか?あきらめますか?」
今の自分がなにを手に入れたいか、どうしても欲しいものなら、どういう行動をすればよいか・・・これがこの講座を受けるにあたっての全てと言っても過言ではないと思っています。

現在とこれからについて

本整体塾で学んだことを活かし、現在どのような取り組みをしていますか?もしくは、今後どのような取り組みをしたいと考えていますか?将来、このようにしたい、このようになりたいなどの夢や希望、ビジョンや具体的な計画などがあれば、述べてください。

2020年3月末で会社を退職しました。
これからは整体院経営で生活をしなければなりません。
蓄えや担保があるわけでもなく、無謀と言われても仕方のない状況になっています。

2020年の目標として①1日5名の施術(新規・既存含め)、②施術を他人に教授できるレベルになること、③新たな店舗の候補地が決まること、を自分なりに掲げています。
ちなみに2021年は新たな店をオープンし、そこで西田先生、亜紀先生、同期門下生を招待し、お店でお酒を酌み交わしたいと思っています。

まだ起業家として事業を拡げていくイメージは出来ていませんが、将来、健康に関することで他の事業とコラボすることもあると思っています。
最終的には観光名所の宮島周辺でカフェ併設の整体院。そして、広い部屋で講座や合宿などができ、人が集まってゆったりしてもらったり、ワイワイ話が出来る場を作って行きたいと思っています。

この1年間学ばせてもらって、西田先生のおっしゃっている「一灯照隅 万灯照国」のうち、私は「一灯照隅」を座右の銘としてやっていきたいと思います。
灯を照らし、迷った方々の灯台となるような存在になりたいと思っています。
まだ、始まったばかりなので、どうやって集客するかで頭がいっぱいですけど、そのような夢はあります。

これから学ぶ人に向けて

次の二種類の方に向けて、アドバイスやコメントをお願いいたします。1)これから本整体塾に入門し、整体起業講座で学ぼうとしている人(=新規門下生)、2)整体を学ぶ場所(整体学校やスクール)を探している、あるいは比較検討している人。

1)今から始まる整体塾で学ばれる方へ
これだけは大切にしたほうがよいと思うことを書いておきます。それは「まず行動」です。
1年間はあっと言う間に終わってしまいます。
皆さんはサラリーマンだったり、他の事業をされていたりだと思います。
これからは今の生活スタイルと並行して本講座がプラスされます。
1年間は短いですが、この期間中に色んなことが自分自身に起こります。モチベーションが低下するときも必ずあります。うまく進まないことやわからないこともたくさん出てきます。

西田先生も口酸っぱく言われると思いますが、経験を積むしかありません。「経験=行動」です。
どんな行動をするかは西田先生がアドバイスしてくださいます。 行動するには、恥ずかしかったり、面倒であったり、冷や汗もかきます。
でも勇気を持って行動すれば、この1年間素晴らしい期間になりますし、信じられないほど大きく変われるし、成長もできると思っています。
私は卒業したばかりの駆け出しですので共に頑張りましょう!

2)今、整体を学びたいけど悩んでいる方へ
私も様々な整体の専門学校のパンフレットを取り寄せ研究しました。新卒の方でしたら専門学校もいいでしょう。
しかし、サラリーマンを辞めて起業したいと思ったら、それを実体験されている方から学ぶのが一番の近道だと思います。
西田先生は47歳にして脱サラされています。他の整体学校は先生が接骨院を長年されている方が多く、道が違うため参考にならないと思います。
サラリーマンを辞めて起業するというタイプの方は本講座に入塾するのが良いと思います。

脱サラはあまり考えてないけど、生き方や在り方について考えてみたいという方もおすすめです。他の整体学校では技術偏重になると思いますので、生き方を考え、自分が変わりたいのであれば、ぜひ西田先生の講座で人生を見つめなおしてみられてはどうでしょうか。

講師よりひとこと

主幹講師 西田より

このたびは、修了おめでとうございます。

30年以上に及ぶ、大手企業勤務。いくら望んだこととはいえ、歩み慣れて安定した進路を外れて、未経験の仕事に取り組み、未知の分野に挑戦するのは、極めて大きな恐怖が伴ったことと拝察いたします。それを乗り越えるべく自分を勇気付け、行動し続けられたことに、心より敬意を表します。

改めて、ご縁をいただき、遠方から駆けつけて話を聞いてくださったこと。入塾と受講をご決断くださったこと。一年間、一緒に学ばせていただいたこと。全てに対して、心より感謝をいたします。ありがとうございました。

さて、岩野先生と私は、これまでの経験や境遇、感じていた想いがよく似ていると、改めて感じました。私も、両親の実家が自営だったこともあり、サラリーマンという働き方がいかに安定していて素晴らしいかを、小さい頃から刷り込まれ続けていたと感じています。

そして、一所懸命に勉強をして、できるだけ大きな企業に就職するという、予定調和的な進路を進み、ある年齢までは幸せに暮らしていたと思います。しかし、人生半ばを迎えることから、大きな違和感を感じ始めました。

しかし、日本人の大半は、その違和感に向き合うことはせず、自分に我慢が足りないのだとか、身勝手な判断や行動は慎むべきだと考え、自分の生き方や働き方を変えることをしません。それが、心身を病む人間が社会に蔓延する状況につながっていると感じます。

現在、日本の社会には、中高年の引きこもり者が約60万人もいるそうです。そのような中で、大企業の中で実績を作り、信頼を勝ち取り、安定した収入が約束されているにも関わらず、自分に誠実に生きようと決断、行動し続ける岩野先生の存在は、とてつもなく尊いと思います。

そんな岩野先生とのご縁は、必要必然であったと思います。一年間の講義で、大切なことを全身全霊を傾けてお伝えさせていただきましたが、岩野先生は常にそれを受け取ってくださり、そして実践行動を続けてくださいました。それにより、私も多くのことを学ばせていただきました。

いつもお伝えする通り、修了は始まりです。生涯をかけた本格的な修行の道を歩き始めたのです。楽しいこと、嬉しいこともたくさんありますが、それ以上に困ったこと、苦しいこと、辛いこともたくさんあるでしょう。

でも、ご自分でも書かれている通り、「どうしても手に入れたいもの」が明確になり、それに対する強い想いがあれば、どんなことでも乗り越えることができます。そして、欲しいものは必ず手に入ります。

これからも、共にこの素晴らしい道を歩んで参りましょう。これからよりいっそう、そして末長くよろしくお願いいたします。

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