2020年4月入門/2021年3月「総合コース」修了

「この一年で学んだことは整体の世界の入り口に過ぎないと考えています」

今後も技術を磨き、知識を蓄え、また少しでも多くの経験を積むことによって自分なりの整体の道を進んでいければと考えております。――― 齊藤 誠

「寺子屋整体 快誠堂」のご紹介
千葉県習志野市と東京都杉並区において開設しております。
慢性疾患や原因不明の不調、病院に通院しても改善しない症状をお持ちの方のお力になりたいと思います。
また、併設の寺子屋塾「まこと塾」にて、学校へ足が向かない、学校の教育に疑問がある等のお悩みをお持ちのお子さんとそのご家族に対するカウンセリング、学習サポートも行っています。

【住所】
275-0014 千葉県習志野市鷺沼2-13-3-201
【連絡先】
090-4045-5848
【ホームページURL】
http://makoto-terakoya.com/

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一問一答

なぜ整体の仕事をしようと思ったのか、講座を受講してみてどうだったか等を、千葉県習志野市の齊藤 誠先生に述べていただきました。
※2021年12月29日執筆

これまでの人生について

これまで、どのような人生を歩んでいましたか?生きる上で感じていたこと、思っていたこと、考えていたこと。あるいは、悩んだり、苦しんだり、疑問を持ったり、問題を感じていたこと。好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なことなど、自由に述べてください。仕事をしていた方は、もし差し支えなければ、これまでどのような仕事をしていたのかも述べてください。

私は東京都杉並区でサラリーマン家庭の二男として生まれました。小学校時代は絵を描くことや飛行機、車などの乗り物好きな子供として平々凡々と過ごしていましたが、六年生に上がるある日、「受験するか?」という親の問いに思わず「うん」と答えてしまい中高一貫教育の学校に入学。そこでの自由奔放な校風に流され、現在の性格の基礎が築かれたと思います。

その後、京都での生活に憧れて某国立大学を受験しますが二度失敗、三度目に挑もうとしたところ親からの「いい加減にしろ」との言葉に断念。手の届く範囲の大学に入学しました。当時本当にやりたいと思っていたのは機械工学や建築、或いは芸術系だったのですが、選んだのはなぜか土木工学。当時は自分が本当にやりたいことに対して、正面からアプローチするという姿勢に欠けていたように思います。学生時代は勉強そっちのけでアルバイトに明け暮れ、夏になればバイクにテントを積んでひと月ほど北海道を放浪して回るような生活をしていました。

大学卒業時はバブル経済の終盤で就職は売り手市場、特段の就職活動もせずに準大手と言われるゼネコンに就職して土木設計の仕事に就きました。しかし世の中はバブル経済の終焉を迎えており、賃金は下がる一方。これはいかん、という事で転職を考えたとき、子供の頃の夢であった航空関係の仕事を思い出し、年齢制限ギリギリの29歳で航空管制官に転職しました。航空管制官というのは無線通信のみで航空機が安全且つ効率的に運航できるように指示を出す職業ですが、世間では「30歳代が能力のピーク」とか「世界一ストレスフルな業務」とも言われている職業です。しかし一時は、これは私の天職ではないかと錯覚するほど業務を楽しめた時期もありましたし、教官業務を担当するようなポストに着くようにもなりましたが、50歳を過ぎる頃から能力の低下を感じるようになりました。また携わったプロジェクトの重圧により同時期から心を病み休職に入りました。

そしてその頃から「航空機の安全を担保するのは確かに重要な責務ではあるが、定年まで業務を継続したところで私は職場のひとつの歯車として一生を終えるのだろうか。今まで自分中心に生きてきたが、困難に直面している人たちの力になることはできないのだろうか。」などという考えが心に浮かぶようになりました。また、その頃から職場をはじめ、周囲の人々が健康を気遣っているにも関わらず、体調を崩してしまう現象が数多く発生していることに気づき、食や農、医療などに関する情報を集めてみると、世の中の常識とされていることが実は正しいとは限らないというケースが多く存在することを知るようになりました。その頃から無農薬無肥料による野菜の栽培や醤油の自家醸造を開始し、このような事実や現状を多くの人に伝え、より良い方向へと向かうよう努めることが残りの人生の費やし方ではないのかと考えはじめるようになりました。

整体、整体師について

整体や整体師は、あまり一般的ではない存在であり、仕事です。あなたはどういうきっかけで、整体や整体師という仕事に興味を持ったのですか?これまで、どのように整体に関わってきましたか?整体師とはどのような仕事だと認識していましたか?また、起業や開業をするならいろんな仕事がありますが、その中でなぜ整体を仕事に選ぼうと思ったのかを教えてください。

正直なところ、心整体法に出会うまで自分では整体を施術するのはもちろんのこと、受けたこともありませんでした。

そんな中で私の農の師匠であり無農薬無肥料栽培をされている岡本よりたかさんが「信用できる整体師」とおっしゃって西田先生のお名前を挙げられていたのをたまたま見かけ、その後SNSで西田先生の思想に触れるようになったのが整体について学ぶようになったきっかけです。

当時私は職場の関係で大阪に住んでおり、休職中に五十肩を発症しました。全く腕が上がらず困っていた時に「そうだ、枚方の西田先生にお会いするチャンスだ。」と思い立ち、心身楽々堂に伺い施術を受けるとともに直接その思想、実直なお人柄に触れ、その場で入門を決意しました。もちろんその優しい一回の施術により、苦しんでいた五十肩がその場で解消したことも大きな一因です。

それまで整体といえば強い刺激を入れたり、関節を鳴らしたりというイメージを持っていましたが、この様な整体が存在するのかという正に目からウロコが落ちるという表現がピッタリの体験で、この様な整体を身につけることによって諸症状で苦しんでいる方々のお役に立てるのなら是非その技術を学びたいと思った瞬間でした。

また私は起業を考えるにあたり、次世代を担う子供たちの役に立ちたいという考えもあり、今の学校教育に違和感を持つお子さんやご家族の方々が集まることのできる寺子屋塾の開設を目指しています。その中で突然学校に通えなくなる理由の一つである起立性調節障害にこの整体が効果的であるということも入門を決意した理由の一つです。

心身楽々堂・整体塾について

どのようなきっかけや経緯で、心身楽々堂・整体塾の存在を知りましたか?また、数多くの整体学校やスクールなどがある中で、なぜ本整体塾を選んだのですか?学びを開始するまでに、本整体塾に対して、どのようなイメージや期待を持っていましたか?また、実際に受講してみて、どのような場所だと感じていますか?

入門に至った経緯は前段に述べたとおりで、私と整体との出会いは一種の閃きのようなものでしたので他の整体学校などは一切検討していません。
初めに入門講座を受講しました。そこで教えていただいたベーシックセブンを知人や家族に試したところ、明確に効果が発現したことにより、不調を訴える方の役に立つことができると実感するとともに、一気に整体の魅力に引き込まれました。

整体塾というと当初は技術の習得がメインであると思っていましたが、この整体塾では技術面もさることながら西田先生の思想を学べることが重要な要素となっています。様々な講義を通して今までの自分の行動や考え方を振り返り、今後の生き方について思考を深めていく機会というのは、自分一人ではなかなか得ることのできないものです。また、副読本の読書などを通して、今までは自分の中にはなかった思考方法や、身の周りで起きている事象の捉え方を身につけることができたと思います。

一年間学んでみて

一年間、整体塾で学んだ総括をしてください。総括するにあたっては、講義の内容や課題、その中で学んだことや気づいたこと、特に印象に残ったこと、自分の心や生き方の変化、周囲の人たち(講師、仲間、家族、友人・知人、お客様など)との関係や想いなど、様々な面から眺めてみてください。他の整体学校やスクールへ通った経験がある場合は、それらと比較してどうだったかも述べていただけるとありがたいです。

整体については全く白紙の状態で飛び込んだ私ですが、一年間学んだ結果、実際に効果を実感して定期的に施術をお受けいただいている方々がいらっしゃいます。この事は整体塾で学んだ技術や知識、思想が間違いなく本物であることの証明だと考えています。

しかし同時に、この一年で学んだことは整体の世界の入り口に過ぎないとも考えています。西田先生も講座の中で「起業講座の修了はスタート地点に立ったに過ぎない」と仰っていたのを実感しているところです。

人生も50代後半、私に残された時間はそんなに長くはありません。
今後も技術を磨き、知識を蓄え、また少しでも多くの経験を積むことによって自分なりの整体の道を進んでいければと考えております。

現在とこれからについて

本整体塾で学んだことを活かし、現在どのような取り組みをしていますか?もしくは、今後どのような取り組みをしたいと考えていますか?将来、このようにしたい、このようになりたいなどの夢や希望、ビジョンや具体的な計画などがあれば、述べてください。

2020年2月に航空管制官を退職し、現在、正式に開業には至っておりませんが整体、食、農などを柱に健康的な生活を手にすることが出来るような場を作ることを目標に、寺子屋塾をプレオープンして子供たちへの学習指導や食・農に関するお話し会の開催などをしております。

今後、私たちの生活する世の中は社会環境が大きく変化して、今までの生活様式を大きく変えないと対応できない時代を迎えようとしているのではないかと思います。その様な状況で、身体の基礎をつくる食について正しい知識を身につけ、安全な食物をつくる農に関する技術を学び実践し、病院への通院など現代医療に依存するのではなく本来誰もが持っている自己治癒力に訴えるような整体の施術を受け、またその技術を学べるような場を将来的に創り出したいという夢を想い描いています。

これから学ぶ人に向けて

次の二種類の方に向けて、アドバイスやコメントをお願いいたします。1)これから本整体塾に入門し、整体起業講座で学ぼうとしている人(=新規門下生)、2)整体を学ぶ場所(整体学校やスクール)を探している、あるいは比較検討している人。

1)これから入門し学ぼうとしている方へ

50歳を過ぎて月日が経つ速度は加速度的に増していますが、起業講座を受講した一年はとびきり速く過ぎ去りました。それはこの講座に通った期間ががいかに充実したものであったかを物語っていると思います。講座が終了して、次の講座までのひと月の間に教えを受けた思想や知識をを自分の腑に落とし、整体技術の向上を目指すにはかなりの努力を要するのは事実です。
しかしそこに辛さを感じることは無く、むしろ次の講座が待ち遠しくてたまらないという気持ちが強かったと思います。それは新しいことが学べる期待感もありましたが、共に切磋琢磨する仲間や諸先輩方の存在が大きかったと思います。ここにしか無い暖かい雰囲気の整体塾で、一年後の成長目指して共に頑張りましょう!

2)学ぶ場所を探している方へ

整体を学ぶ理由は人それぞれだと思います。しかし、ここで整体を学び、今後の人生に変革をもたらそうという考えを心の何処かに抱かれているのではないでしょうか。もしそうであれば、整体塾は最適な場であると思います。
それは実際に大企業を辞して起業された西田先生が、これまで築かれてきた思想や経営理念そして整体技術について惜しみなく伝えてくださるからです。まずは一度実際に西田先生にお会いして、そのお人柄や思想に触れることを強くお勧めします!

講師よりひとこと

主幹講師 西田より

このたびは、修了おめでとうございます。

齊藤先生は、半ば受講することを決めて、私のもとを訪ねて来られました。それは、とても珍しいことであり、共通の盟友である岡本 よりたかさんがつないでくださった、必要必然のご縁であったのだとつくづく感じます。

土木エンジニアから航空管制官という、言葉の響きも実際の業務内容も、非常にハードな職業でキャリアを積んで来られた齊藤先生が、無肥料無農薬栽培や醤油の自家醸造に熱中され、さらに整体の世界へ足を踏み入れられたのは、一見、唐突な感じがいたします。しかしいずれの仕事も、実に真摯な姿勢で、なおかつとことん取り組むという点は、本当に素晴らしいと感じます。

「地の時代」から「風の時代」へと、時代が大きく変わろうとしている現在、これまでの常識が通じなくなったり、積み上げたものが崩壊するということも、決して珍しくないと思います。そのような時代に、自分の興味関心があるものに軽やかに飛びつき、そしてとことん追究するという齊藤先生のような在り方は、起業家として大きな優位点と考えます。

それに加え、学生時代に培った“家庭教師”としてのノウハウや、ご自身の子育て経験から導き出した教育に対する考え方と実践も活かしつつ、未来を担う子どもたちのための施設を作るという、齊藤先生らしい独自の拠点作りを計画されています。人生は、51歳から75歳が最も実り多い時期であり、収穫期ですので、これからが非常に楽しみです。

自然農法の世界的大家である福岡 正信翁が唱えられた「自然農」「自然食」「自然人」の三つを同時に実践するという自己基盤に支えられつつ、さらには講師としてのキャリアを積み、指導者としてのスキルも磨いて行こうとされていること、とても心強く思います。同じ地平を目指し、共に学び、共に助け合う同志として、どうか今後ともよろしくお願いいたします。
 

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