2019年10月入門／2021年3月「総合コース」修了

「この機を逃したらもう二度とチャンスは来ないとの気持ちが高まり、思い切って整体塾に飛び込みました」

自分の心の声を感じ、その気持ちに正直に行動する。そんな風に生きることは今まで全く考えられなかったのですが、この１年間で変わることができました。――― 布川 克典

一問一答

なぜ整体の仕事をしようと思ったのか、講座を受講してみてどうだったか等を、北海道北広島市で会社員を続けながら、「自律神経整体nuu」の本格開業に向けて準備を進めている、布川 克典先生に述べていただきました。
※2021年5月3日執筆

これまでの人生について

これまで、どのような人生を歩んでいましたか？生きる上で感じていたこと、思っていたこと、考えていたこと。あるいは、悩んだり、苦しんだり、疑問を持ったり、問題を感じていたこと。好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なことなど、自由に述べてください。仕事をしていた方は、もし差し支えなければ、これまでどのような仕事をしていたのかも述べてください。

私は小さなころから運動が好きで、野球、サッカーなどクラブ活動を行っており、とても活発な子供だったと思います。父が根っからの熱血サラリーマンで、自分の子供も部下も同じ教育方針で接するという感じで、挨拶の仕方、ビールのつぎ方（笑）など、小さなころから厳しく指導されていたのを思い出します。当時はそれが当たり前でしたので、サラリーマンの父親に対しての尊敬心も強く、自分も将来はサラリーマンになり、家庭を守るというのが、将来像として当たり前のように考えていたような気がします。

高校に入りバンドを組み、ベースを担当し、音楽活動に燃えていました。大学卒業後、ヨーロッパへの半年間の自分探しの旅（笑）などもしながら、しばらく音楽活動を続け、２７歳の時にインターネットのベンチャー企業に初めて就職。その後、何度か転職をした後、現在の食品製造会社に入社し、営業職として１７年目に入ります。この会社で、入塾のきっかけとなった、上司との人間関係に苦しむことになりました。

入社当時から違和感を感じていましたが、年々エスカレートし、原因不明の湿疹が出るようになり、精神的にも追い詰められ、深呼吸をして玄関から一歩足を踏み出すのがやっとの毎日でした。自己肯定感ゼロの、完全に自分を見失った、怯えた状態となりました。そんな耐えるだけの毎日を過ごしていたところ、偶然にも師匠の西田先生との出会いがありました。

整体、整体師について

整体や整体師は、あまり一般的ではない存在であり、仕事です。あなたはどういうきっかけで、整体や整体師という仕事に興味を持ったのですか？これまで、どのように整体に関わってきましたか？整体師とはどのような仕事だと認識していましたか？また、起業や開業をするならいろんな仕事がありますが、その中でなぜ整体を仕事に選ぼうと思ったのかを教えてください。

整体に関しては、まったくと言っていいほど興味がありませんでした（笑）２３歳の頃、慢性疲労症候群と言われ約２年間位微熱が続いていた時期がありました。父親に整体らしきところを紹介され、数回通ったことがあります。背骨が曲がっているとのことで強制的に施術をされましたが、とにかく強引な背骨矯正で痛みが酷く、今でもその部分の痛みが残っているくらいで、どちらかというと悪いイメージしかありませんでした。

そんな私が何故、整体塾の門を叩くまでになったのか。それは、西田先生のフェイスブックやメールマガジンなど数々の投稿が、当時の私の心に強く響き、生きることに苦しんでいた私に、希望の光を与えてくれたことがきっかけでした。さらに西田先生が４７歳で高校生、中学生の二人の息子がいた境遇で、会社を退職し起業されたと知って、当時の私とまったく同じ境遇で驚きました。

もしかしたら、自分も自立した生き方が出来るかもしれない。己の身一つで、心身の不調でお悩みの方のお役に立ち、自立して生計を立てる。そんな生き方がしてみたい。でも今からそんなことが出来るのだろうか。今の自分では年齢的、経済的にも到底無理ではないかと散々悩みましたが、日に日にその思いが増すばかり。そしてこの機を逃したらもう二度とチャンスは来ないとの気持ちが高まり、思い切って整体塾に飛び込みました。もうご縁でしかないですね。

心身楽々堂・整体塾について

どのようなきっかけや経緯で、心身楽々堂・整体塾の存在を知りましたか？また、数多くの整体学校やスクールなどがある中で、なぜ本整体塾を選んだのですか？学びを開始するまでに、本整体塾に対して、どのようなイメージや期待を持っていましたか？また、実際に受講してみて、どのような場所だと感じていますか？

存在を知った経緯は、まったく思い出せません（笑）今でも不思議で、ご縁としか言いようがありません。ですので、他の学校やスクールなどはまったく調べませんでした。

毎月３日間の講義は、学生時代の合宿のような感じで、楽しくて仕方ありませんでした。自分が自分らしくあれる場所。それぞれ覚悟を持って集まった仲間との学びの場が、とにかく心地よかった。その分、毎月残りの約２７日間の現実がきつかったですが、目標が見えたことや、来月の講義まで頑張ろうという気持ちが支えとなり、苦しい日常を乗り越えられたのかもしれません。

私にとっての整体塾は、技術習得もさることながら、「生き方」を学べることが、何よりも大きな意味があったと思います。このような「生き方」を学べる整体塾は、他には無いのではないでしょうか。

一年間学んでみて

一年間、整体塾で学んだ総括をしてください。総括するにあたっては、講義の内容や課題、その中で学んだことや気づいたこと、特に印象に残ったこと、自分の心や生き方の変化、周囲の人たち（講師、仲間、家族、友人・知人、お客様など）との関係や想いなど、様々な面から眺めてみてください。他の整体学校やスクールへ通った経験がある場合は、それらと比較してどうだったかも述べていただけるとありがたいです。

自分を大切にすることが出来るようになりました。自分の心の声を感じ、その気持ちに正直に行動する。そんな風に生きることは、今まで全く考えられなかったのですが、この１年間で変わることができました。その結果、とても楽に生きることが出来るようになりました。このことは、私にとって、とても大きなことです。自分なりの「生き方」が見えたことが、そうさせているのかもしれません。自分の意志で決め、行動し、その結果を受け入れる。とてもシンプルなことですが、それが今まで出来ていなかったのです。

入塾当初は、特に自分を見失った状態でしたので、月を追うごとに、少しづつ自分であることの感覚を取り戻していきました。そのためには、この１年間という学びの期間が必要だったと思いますし、一緒に学ぶ先輩や仲間たちの存在が、本当に大きかったと思います。サラリーマンの仕事をしながらですので、忙しくなれば練習や学びの時間が取れなくなり、焦りやもどかしさもが出てきます。本当に自分にできるのかなと弱気になり、モチベーションも下がることもあります。

それでも毎月の講義では、一緒に学ぶ塾の仲間たちの報告や気付きによって、刺激や勇気をもらい、前向きに頑張ることができました。入塾前に西田先生から「一緒に学ぶ仲間の存在は、とても大きいよ」と言われた意味が良く分かります。きっとこれからもずっと仲間たちの存在が力になると実感しております。

そして学びを進める中で、心身の不調を抱え、お悩みの方が膨大に存在する現実と、現代医療の限界を知ることとなりました。不調で苦しむ方々へ、お役に立てる人間になりたいという気持ちを強く持てるようになりました。いまは知識も経験もまだまだですが、これから学びを続け、１０年後、２０年後、自分が成長することで、一人でも多くの方にお役に立てる人間になれると考えると、将来にも大きな希望が持てるようになりました。

現在とこれからについて

本整体塾で学んだことを活かし、現在どのような取り組みをしていますか？もしくは、今後どのような取り組みをしたいと考えていますか？将来、このようにしたい、このようになりたいなどの夢や希望、ビジョンや具体的な計画などがあれば、述べてください。

現在は、サラリーマンとして働きながら、毎週末に施術会を開催し、経験を積んでおります。不思議なことに、修了を迎えた翌月に、入塾のきっかけとなった上司との関係を卒業し、信頼できる先輩と出会うこととなりました。そのため、もう少し現在の職場で頑張る気持ちが芽生えました。整体塾で学んだ「等身大で、本気で、本音で生きる」を実践し、今まで自分らしく取り組めなかった仕事に、改めて向き合いたいと考えています。そして後輩へ、自身の経験を伝えることも実践し、３年で現職場を卒業したいと考えております。その間、毎週末に１００名、１０００回を目指して施術経験を重ね、３年後に独立開業することを目標としています。将来的には、整体院と妻が営むフラワーワークショップを一緒に運営できたらなと、夢を描いております。

これから学ぶ人に向けて

次の二種類の方に向けて、アドバイスやコメントをお願いいたします。１）これから本整体塾に入門し、整体起業講座で学ぼうとしている人（＝新規門下生）、２）整体を学ぶ場所（整体学校やスクール）を探している、あるいは比較検討している人。

１）今から始まる整体塾で学ばれる方へ
１年間はあっという間です。ビックリするくらい早いです。特に仕事をしながらの学びは、時間に追われ、やりたいことも出来ないことも多々あるでしょう。そうするとどうしても苦しくなりがちですが、その中でも焦らず、楽しんでもらいたいと思います。卒業してからも学びは続きますし、たくさんの経験が必要となります。ですので、この１年間は思い切って一歩踏み出す、まずやってみることを意識し、行動することで出来なかったことが一つ出来るようになる喜びを味わっていただきたいと思います。そしてその行動は先生方や先輩、仲間が応援してくれます。そんな包容力のある整体塾だと思っております。私もやれていないことがたくさんあるので、これから一つ一つやっていこうと思っております。一緒に頑張りましょう！

２）今、整体を学びたいけど悩んでいる方へ
整体師として生きる上で、もちろん技術はとても大切ですが、それ以上にぶれない思想を持つことが重要だと実感しております。まずは自身が自分らしく生きることができて、初めて他の誰かに手を差し伸べられることが出来ると思います。心身楽々堂・整体塾では、思想を大切にし、生き方を学ぶことを重視しています。私みたいなド素人サラリーマンが、不調で悩むお客様と向き合えるようになるなんて、１年前には全く想像できないことでした。特に生き方を変えてみたい、今の苦しい状況を脱したいとのお考えの方は、是非一度西田先生とお会になってみてはいかがでしょうか。無料で参加できる「車座の会（相談＆体験会）」への参加もおすすめ致します。

講師よりひとこと

主幹講師 西田より

このたびは、修了おめでとうございます。

布川先生は、私が脱サラ起業をした時と同じ年齢で、私の整体塾にご縁をくださいました。しかも、二人の息子さんの年齢が、当時の私の息子たちと全く同じであったとのこと。それは、この出会いは決して偶然ではなく、必要必然であったことを示唆していると思います。

私も当時、脱サラ起業をするための条件が整っていたわけでは、決してありません。むしろ、誰がどう考えてもリスクしかない状況でしたが、布川先生がお書きになっている通り「この機を逃したらもう二度とチャンスは来ない」と考え、思い切って新たな道を歩み出す決断をしました。

よく「幸運の女神には前髪しかない」とよく言われますが、その通りだと思います。住まいが北海道という、距離的に大きなハンディキャップがあるにも関わらず、この塾に飛び込む決断をした布川先生は、その真実を理解し、直感で行動できる稀有な人財だと拝察いたします。

しかも学びの後半では、全世界的に「コロナ騒動」が勃発し、県をまたぐ移動を制限されるという予測しなった事態に見舞われました。それでも屈することなく、オンライン受講などの手段を使いながら、一所懸命に学び続けられたことに、心より敬意を表する次第です。

さて、布川先生が経験されたように、会社員として働くことに苦痛や疑問を感じる人が増えていると思います。ご承知の通り、私もそんな一人でした。自分に自信が持てず、行く先に全く希望が見えないことは、本当に辛いものです。そして、そんな経験をしたからこそ、大切なことを人に伝えることができるのです。

布川先生は、モニター施術期間中にも関わらず、お客さまから涙を流して喜んでいただけるほどの感動を与えるという、素晴らしい実績を積み重ねておられます。身体の痛みや不調は、心の痛みや不調でもあり、さらに申し上げると命の不調和です。時代の大きな変わり目ゆえ、悩み苦しむ人は増えていると思います。

このような時代だからこそ、ご縁のあった方お一人おひとりに真剣かつ丁寧に向き合うことのできる整体師が、強く求められています。ぜひ布川先生にしかできない、整体起業の形を実現して欲しい。可能性は、無限大です。整体塾での学びを通して、そのことに揺るぎない自信を培うことができたと思います。

いつもお伝えしている通り、修了は出発点に過ぎません。これからが本番であり、整体起業の真の醍醐味を味わい、大きく成長する時期です。一度しかない人生、思う存分生きることができるよう、これからも一緒に学び続けましょう。よりいっそう、そして末長くよろしくお願いいたします。

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