2017年4月入門／2018年3月「総合コース」修了

「整体というツールを使って、私自身が幸せな時間を過ごしています」

西田先生が施術する姿を見て、「この先生から整体を教わりたい！！」という想いが湧き上がりました。そして、自分も同じように人を尊重し、思いやる手技を習得し、人の役に立つ仕事がしたいという強い思いにかられ、この整体を学ぼうと決意しました。――― 洲貝 博之

一問一答

なぜ整体の仕事をしようと思ったのか、講座を受講してみてどうだったか等を、山梨県南アルプス市で「和整体 さんさん 安心立命堂」を運営している洲貝 博之先生に述べていただきました。
※2019年6月7日執筆

これまでの人生について

これまで、どのような人生を歩んでいましたか？生きる上で感じていたこと、思っていたこと、考えていたこと。あるいは、悩んだり、苦しんだり、疑問を持ったり、問題を感じていたこと。好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なことなど、自由に述べてください。仕事をしていた方は、もし差し支えなければ、これまでどのような仕事をしていたのかも述べてください。

自分の人生を振り返ると、常に学生時代のことを思い出します。小学生の頃から、学校の勉強が嫌いでした。好きな教科は体育くらいで、他の授業は、ひたすら時間が過ぎるのを待ちながら受けていたように記憶しています。その結果として、学校に通うという厳格なルールに従い、縛られながら、我慢して生きる感覚を植えつけられたように感じます。その感覚は、大人になっても抜け切っていなかったようです。だから、大学卒業後も本当にやりたいことを見つけられず、就職せずにアルバイトをしていました。
やがて、福祉の仕事をするきっかけをもらい、知的障がい者の方々が通所する施設の職員として働かせていただきました。毎日が楽しく、職場の先輩、同僚にも恵まれ、仕事の楽しさを教わったことを覚えています。それから異動もありつつ、11年間、同じ法人でお世話になり、働かせてもらいました。その後、東日本大震災をきっかけに、家族で山梨に移住しました。幸い福祉の仕事を続けることはできましたが、新しい職場環境に身を置くことに加え、近くに親戚や知り合い、友達もおらず、精神的に苦しい時間が続きました。そして、生きていく上で自分が本当にやりたいこと、やるべきことが明確にわからずに苦しんでいました。

整体、整体師について

整体や整体師は、あまり一般的ではない存在であり、仕事です。あなたはどういうきっかけで、整体や整体師という仕事に興味を持ったのですか？これまで、どのように整体に関わってきましたか？整体師とはどのような仕事だと認識していましたか？また、起業や開業をするならいろんな仕事がありますが、その中でなぜ整体を仕事に選ぼうと思ったのかを教えてください。

実は整体を受けたことも、整体師になろうと考えたことも、まったくありませんでした。つまり、全く興味がありませんでした。整体とは、痛いところを押したり、ひっぱたり、揉んだりすることと捉えていました。そんなある日、2017年の2月、西田先生が主催する無料施術体験会「車座の会」に、妻の付き添いで参加しました。その際に、西田先生が相手を尊重し、思いやりながら触れ、動かす手技を施す姿に、すっかり心を奪われてしまいました。その時に「この先生から整体を教わりたい！！」という想いが湧き上がりました。そして、自分も同じように人を尊重し、思いやる手技を習得し、人の役に立つ仕事がしたいという強い思いにかられ、この整体を学ぼうと決意しました。

心身楽々堂・整体塾について

どのようなきっかけや経緯で、心身楽々堂・整体塾の存在を知りましたか？また、数多くの整体学校やスクールなどがある中で、なぜ本整体塾を選んだのですか？学びを開始するまでに、本整体塾に対して、どのようなイメージや期待を持っていましたか？また、実際に受講してみて、どのような場所だと感じていますか？

「心整体法」の手技が好きでしたので、他の整体学校などには興味がありませんでした。整体塾に対しては、技術はもちろんですが、思想をとても大切にしているというイメージを持っていました。実際に受講をして、思想の部分で多くのことを教えて頂いたと思っています。その中で、自分が整体院を開業した時にどんな整体院にしたいか、イメージを作っていけたと思います。一年間の講座を修了した現在も、整体塾には時々顔を出させていただき、新たな学び、氣づきをもらえています。心身楽々堂・整体塾は、自分の原点のような場所です。

一年間学んでみて

一年間、整体塾で学んだ総括をしてください。総括するにあたっては、講義の内容や課題、その中で学んだことや気づいたこと、特に印象に残ったこと、自分の心や生き方の変化、周囲の人たち（講師、仲間、家族、友人・知人、お客様など）との関係や想いなど、様々な面から眺めてみてください。他の整体学校やスクールへ通った経験がある場合は、それらと比較してどうだったかも述べていただけるとありがたいです。

整体塾では、参加するたびに多くの学びを得たことを覚えています。その中でも特に印象的だったのは、整体とは「教育」であり「共育」であるということです。学び始めた時、整体師とは「人のつらい症状を治す人」という考えでいましたが、講座で学びを進めていく中で、「教育」であり「共育」であるという言葉の深い意味を理解することができました。それでも開業当初は「治したい」と思った時もありましたが、今はそれだけではなく、人や症状と真摯に向き合い、見つめ、どうしてその症状が出ているのかを考えながら、整体を実践する日々を送っています。私を取り巻く周囲の人たちに整体できることに、心からの喜びを感じることで、自分自身の生き方が大きく変わったと思います。整体というツールを使って、私自身が幸せな時間を過ごさせていただいていると感じています。

現在とこれからについて

本整体塾で学んだことを活かし、現在どのような取り組みをしていますか？もしくは、今後どのような取り組みをしたいと考えていますか？将来、このようにしたい、このようになりたいなどの夢や希望、ビジョンや具体的な計画などがあれば、述べてください。

現在は、南アルプス市の自宅にて整体院を開業しています。心整体法の講座は終了しましたが、学ぶべき事は山ほどあると感じておりますので、今後も様々な学びを重ねていきたいと思います。また、自分がやりたいことをもっと自由にやっていきたいとも考えています。将来の夢としては、一人でも多くの山梨県の人たちに、感謝の気持ちを伝えていき、共に幸せに生きて行ければと考えています。

これから学ぶ人に向けて

次の二種類の方に向けて、アドバイスやコメントをお願いいたします。１）これから本整体塾に入門し、整体起業講座で学ぼうとしている人（＝新規門下生）、２）整体を学ぶ場所（整体学校やスクール）を探している、あるいは比較検討している人。

１）私は講座で学んだ1年間、毎日、整体のことを考えていました。長かったようですが、起業ということを考えると短い時間でした。同期の先生がおり、お互い励まし合いながら通えたので、頑張れたと思います。大変心強く感じており、感謝でいっぱいです。心整体法の手技が大好きなこともあり、毎回講義と手技練習は楽しい時間となりました。新規門下生の方々も楽しんで有意義な時間をお過ごしください。
２）私はこちらの整体塾の講座で学ぼうと、直感で決めました。学ぶ場所は良く考え決めても、直感で決めても、ご自分が本当にやりたいと思った場所で良いと思います。ご自分で決められた場所で、精いっぱい頑張っていただきたいと思います。

講師よりひとこと

主幹講師 西田より

修了生の声をご提出いただき、ありがとうございました。

これまで整体に縁がなく、興味もなかった…
実は私もそうでした。
この整体を学びたい！と、直感で入門を決めたのも、同じです。
これで自分の人生を変えられる！と本気で思ったからこそ、挑戦しました。
その点において、洲貝先生とは、とても通じるものを感じます。

ただ、お感じになっている通り、整体を生業とするのは簡単な道ではない。
むしろ、非常に厳しく、険しい道です。
私も、これまで散々な目にあって参りました。
特に開業後数年間は、失敗、挫折、絶望の連続でした。

でも、その経験があったからこそ、今がある。
苦しみや辛さは、自分を成長させてくれる糧だったのだと強く感じます。

洲貝先生には、人を幸せにしたいという強い想いがあります。
それを可能にする、高い技術もお持ちです。

あとは、粘り強く、やるべきことをやり続けることです。
諦めずに続ければ、必ず道は開けます。

これからも、この素晴らしい道を共に歩んで参りましょう。
応援しています。

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